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水月庵

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ある雪の日

山背×入鹿

山背は寺の門の前で馬を止めた。
そして鞍から降り、馬を繋ぐ。
珍しく雪が積もったせいで、地に足をつく時にさく、と音がした。
身体についた雪を払いつつ、彼は建設途上の寺の境内へ足を踏み入れる。
ここは岡本宮。亡き父厩戸皇子がかつて法華経の講義を行っていた場所だ。
その父の、岡本宮を寺へ改築せよという遺言を守ろうと寺を発願したのだが、工事はまだ終わらない。
やっと塔がひとつ建ったところだ。
建ったばかりの真新しい塔を横目に見ながら、山背は境内を進む。

ふと、山背の歩が止まる。
さく、さくと自分以外の足音。
今日はこの雪のせいで工事は中止のはず。
この宮には今、自分以外誰もいないはずだ。
物音は、あの木の向こうからである。
山背は無意識のうちに腰の太刀に手をやった。
そして、叫ぶ。
「誰だ!」



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涙の場所

山背+入鹿

「あ、いた」
後ろから、まだ声変わりをしていない少年の声がした。
「誰だ」
その声の主が誰なのか大体見当は付いているものの、山背大兄王はそう誰何の声をあげた。
「俺だよ、俺」
「『俺』じゃ分からんだろ」
山背はそう言いながら面倒くさそうに後ろを振り返った。
やっぱり…。山背はため息をついた。
「一体どうしたんだ、入鹿。
 生憎と今の私にはおまえの相手をするような余裕はないんだが」
少年は案の定、山背の10歳年下で今年12歳である従弟の蘇我入鹿だった。
彼は時の権力者である大臣、蘇我馬子の孫にもあたる。



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想いの花

山背×入鹿

宴席を離れて、山背大兄王は外へ出た。
部屋の中からは賑やかな楽の音や笑い声が聞こえる。

今日は蘇我氏の館で藤の宴が開かれたのだ。
今日の宴には、山背の10歳違いの従兄弟で15歳になる入鹿も出席 しているはずだ。
なのに…。
先程から姿が見えない。

どこへ行ったのだろう…。
そんなことを考えながら山背は久しぶりに一人でふらふらと歩いてい た。

「…誰だ?」
ほっつき歩いていた山背の耳に誰何の声が聞こえた。
山背は振り返った。



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涙の場所

山背+入鹿

「あ、いた」
後ろから、まだ声変わりをしていない少年の声がした。
「誰だ」
その声の主が誰なのか大体見当は付いているものの、山背大兄王はそう誰何の声をあげた。
「俺だよ、俺」
「『俺』じゃ分からんだろ」
山背はそう言いながら面倒くさそうに後ろを振り返った。
やっぱり…。山背はため息をついた。
「一体どうしたんだ、入鹿。
 生憎と今の私にはおまえの相手をするような余裕はないんだが」
少年は案の定、山背の10歳年下で今年12歳である従弟の蘇我入鹿だった。
彼は時の権力者である大臣、蘇我馬子の孫にもあたる。



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終わった!!

終わった、終わったよ!!
テストが!
終わったのは数学とか化学とか英語とかなんじゃねぇのとか突っ込まないでください><
分かってるんです、それは痛いほど。
でもいいじゃないですかもう過去のこと(笑)だし。

あ、なんか前の日記で、化学とか数学とか微妙ですねとか書いてましたが。
数学はセーフでしたが化学はアウトでした。
赤かったです普通に。
なので今回はがんばろうとしたけど、そもそも基礎ができてないから無理でした……が、
さすがに今回まで赤かったらもうやばいので背水の陣でがんばりました。

でも、化学とかぶっちゃけどうでもいいんです。
問題は…榎本武揚さんが日本史のテストに出たことですよっ!!
榎本さん……あんま人気ないですけど私は好きですv
確かに、五稜郭で死んでたとしたらすごい英雄としてもてはやされたと思いますけど。
でも、死ぬのって案外簡単じゃないですか。
生きることのほうがずっと難しいのに、ちゃんと生きて、日本の近代化に力を尽くしたその強さに惚れます。

まぁ、黒田との関係がおいしすぎるってのもありますけど(おいっ!)

……あれ?なんか↑の一文のせいでその上の2〜3文が一気に台無しに(*^o^*)

ま、というわけで、たぶん榎本さんが入鹿さまに次いで2番目に好きな歴史上の人物かも知れません(なんてマイナーなっ!)

けど、榎本さんの場合、結婚したいv的なのはないかも。
むしろ黒田と……じゃない、たつさんとお幸せに!って感じですね(^ー^)

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